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わんこの闘病記録 4 [犬]

わんこの居ない夜を過ごした。
晩ごはんの準備、トイレの片付け、歯磨き等々、いつも日課だったことが、何もない。

8月4日

朝起きても、朝ごはんの準備等何もない……。
ただひたすら、何か合った時のための電話を待つだけ……。

木曜は獣医さんは定休日なので、顔を見に行くことも出来ない。
こんな時に限って、携帯が壊れた。
電源が全く入らない。
でも、今日はメンタルクリニックの通院日。
急いで行って、今の不安な状況話した。

「心配かもしれないけど、自分が参らないようにちゃんと寝てね」
それはわかってるんだけど……。


そして、夜の18時頃、連絡が来た。
ちょっと決めて欲しいことがあるから来て欲しいと。

泣きそうになりながら獣医さんに行った。
血液検査。
 BUN(尿素窒素 腎臓系の炎症値) 52.3  正常 9.2~29.2
 赤血球                   306  正常 550~850
 PCV(ヘマトクリット 貧血度合い)  23%  正常 33.2~58.1

腎臓の数値は点滴で下がってるけど、貧血が酷いと。
その貧血を治すために、一番てっとり早いのは、輸血。
でも、犬用の輸血はなく、いわゆる造血剤を一日起きに注射するらしい。
そしてそれがかなり高額で、10本セットで取り寄せ1本が2万くらいするらしい。

だから、そこまでの金額を使って治療をするかどうか、という内容だった。

単純に、20万……。今までのかかった費用、まだ計算されてない入院費を考えたら、
そんなお金私にはない。家族にも「そこまで……」と反対されるのはわかってる。

だから、泣きながら、
「それならもう家に連れて帰ります」と言った。
すると先生は、
「9割死にますよ」

もともとはっきり言う人だけど、そこまで今言わなくても……。
余計に泣いてしまう私……。

今は腎臓の数値が点滴で下がってきてる。
でも貧血は酷くなってる。
今、腎臓の点滴やめたら、それで亡くなる可能性が高い。
このまま貧血が進んで何かある可能性も高い。

「とりあえず、貧血の注射を取り寄せるかどうか決めて欲しいだけだから。」

先生が言ってることは、わかるけど、ある意味分からない(>_<)

結局、貧血治療の注射はやめて、点滴を減らしたら数値がどうなるか、
もう一日入院することになった。

帰る前に、入院ケージで合うことができた。
腎臓の数値が下がったせいか、本人は昨日に比べ至って普通に元気。
狭いケージの中をとことこ歩き回ってる。

私は何度も、もう少しで家に帰れるからね。とはなした。
でも帰る時のドアを閉める瞬間「私を置いていくの?」というあの表情が忘れられない。

そしてこの日の夜も、何かあったらすぐ電話くれるという、
不安な夜を過ごす……。

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